虫歯の進行状態を数値で表すことのできる最新の虫歯診断器「ダイアグノデント」
従来の虫歯治療は、虫歯にう蝕された箇所を削りとり、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を被せる処置を行います。その際、削りとる範囲を肉眼でのチェック、また場合によっては、器具を使って虫歯を診断するため、必要のない範囲まで削りとってしまうケースも稀ではありませんでした。そこで、虫歯の進行状態を数値で表すことのできる最新の虫歯診断器「ダイアグノデント」を使用することで、虫歯菌の箇所をより正確に判断することが可能になりました。
このダイアグノデントにより、たとえ黒く見えても、数値が低ければ健全と判断できるため、問題のない歯を間違って削るという誤診がなくなり、歯を守る事につながります。
計測数値 | 判定・治療内容 |
---|---|
0~13 | ご家庭でのケアの行き届いた健康な歯です。PMTCにより歯磨きでは落としきれないバイオフィルム(プラーク)を清掃します。 |
14~20 | 虫歯になる前兆が見られるので予防処置が必要です。PMTCによるバイオフィルム(プラーク)の清掃をおこないます。適切な歯磨きができていない場合はブラッシング指導もおこないます。状態によってはオゾンによる治療が必要となる場合もあります。 |
21~30 | 虫歯あるいは虫歯になる直前です。軽い虫歯(C0・C1)はオゾンによる治療と予防処置、定期検診による経過観察をおこないます。C2以上の虫歯は虫歯に侵された部位を除去する治療をおこないます。オゾンを併用すれば歯を削るのは最小限ですみます。 |
31以上 | 虫歯の治療が必要です。虫歯に侵された部位を除去する治療をおこないます。オゾンを併用すれば歯を削るのは最小限ですみます。 |