保険診療では改善しない様々な症状に大きな効果が期待できる治療法
血液オゾン療法とは、体内の血液を100cc~150cc程度採血し、医療用オゾン機器で酸素飽和度を最大限に増やし、きれいに浄化された新鮮な血液を体内へ戻すといった血液クレンジング療法です。
血液オゾン療法は、約70年前にドイツで開発され、アンチエイジングの効果はもちろんのこと、保険診療では改善しない様々な症状に大きな効果が期待できる治療法として、ヨーロッパ諸国ですでに確立、認知された血液の浄化療法でドイツでは保険治療の適応にもなっている治療方法です。イギリスではエリザベス女王の母君クイーンマムが老化予防のために定期的にオゾン療法をお受けになっていたことでも有名です。生物に対して通常では有害な作用を示すものでも、微量かつごく一時的であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用のことを『ホルミシス効果』と言います。
少々のマイナスがかえってプラスに転じるきっかけとなるのです。「少量の酸化ストレスを与えることで、身体が自前で持つ抗酸化力を強化しよう」という治療法を酸化療法といい、酸化療法の一種である『血液オゾン療法』で、少量の酸化ストレスを与えることで身体が自前で持つ抗酸化力を強化し、血液を活性化していきます。
血液オゾン療法の作用
- 【抗酸化力の向上】
多種多様な疾患の予防・改善のほかアンチエイジングにも有益であり、また、自然治癒力を高める。
- 【全身の酸素化】
赤血球により多くの酸素が結合して、末梢組織へ十分な酸素が生き渡り、末梢組織へ酸素を届ける能力の高い赤血球が増える。また、がん細胞は酸素を嫌うため、がんの患部へ酸素が豊富に送り込まれるようになると結果的にがんの成長を抑制すると考えられています。
- 【末梢血流の増加】
血管内壁の内皮細胞で一酸化窒素(NO)を産生させ、体内の末梢血管を拡張させる作用があり、全身のすみずみまで血液が行き渡るようになる。さらに、血液さらさらの状態になる効果があると言われます。
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免疫系の働きを調整するサイトカイン(インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子など)の体内での産生量が増えると考えられます。
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細胞を動かすエネルギーとなるATP(アデノシントリフォスフェート)のレベルを上げることができ、細胞を活性化し、疲れにくくなります。